【5分探究】復習を24時間以内に1分するだけでと記憶が伸びるって本当？

覚えた直後は完璧でも、翌日には抜け落ちます。そこで24時間以内に1分だけ見返すと、記憶は粘り強く残ります。

必要なのは長時間の勉強ではなく、短い復習のタイミング設計です。1分見返し→3日→7日の間隔で回す型を、中学生でもそのまま使える手順で紹介します。

復習は「量」より「いつ」。最初の24時間を逃さず、短く何度も触れるだけで、同じ勉強時間でも定着が大きく変わります。

24時間以内の一分見返しで抜け落ち防止
間隔反復の三段リズムで定着強化
テスト前スプリントで仕上げ切り
まとめ：短く繰り返し、間隔を伸ばす

24時間以内の一分見返しで抜け落ち防止

想起：答えを見ずに思い出すこと
直後復習：学習後24時間以内のごく短い見返し

復習の第一目標は「忘れる前にもう一度触れる」ことです。やり方は簡単で、家に帰ったらノートの見出しだけを1分で眺め、重要語はノートを閉じて口に出して想起します。答えを読むだけより、思い出そうとする行為が記憶を強くします。わからなかった語だけに印をつけ、次の復習対象に回します。

時間がない日は「3語だけ」「1公式だけ」でOKです。量より連続が効きます。1分アラームを使い、ダラダラ見ないのがコツです。

つまりどういうこと？
長時間の復習は続きません。短い想起をすぐに入れるだけで、記憶の土台が固まります。明日に持ち越さない“ひと押し”が重要です。

間隔反復の三段リズムで定着強化

間隔反復：忘れかける頃に復習間隔を広げていく方法
弱点キュー：思い出せなかった項目に付ける印

型は「1分→3日→7日→14日」。直後復習のあと、3日目に同じ内容を想起クイズで確認し、7日目は順番を入れ替えて再テスト、14日目は別の問題に当てはめて応用します。思い出せなかった項目には弱点キュー（★など）を付け、次のサイクルで最優先に出します。覚えたものは間隔を広げ、苦手だけは短く回すのが効率的です。

カレンダーに「1-3-7-14」の印をテンプレ化し、教科ごとに1日1セットだけ回します。アプリがなくても、ノートの端に日付を並べれば十分に運用できます。

つまりどういうこと？
「覚えた順に、忘れかけた頃に、少しだけ」。このリズムが脳の仕組みに合います。弱点だけ密に、その他は疎に、でムダを減らせます。

テスト前スプリントで仕上げ切り

スプリント：短い時間で集中して仕上げる練習
再現環境：本番に近い条件（時間制限・道具・静けさ）

試験直前は、新しいことに手を出さず、弱点キューだけを高速回転します。15分のスプリントを2本だけ設定し、1本目は★の項目を想起→即答、2本目は再現環境で過去問に当てます。正解でも迷ったものには△を付け、最後に△だけを一気に見返します。新規学習より、抜け漏れの穴埋めが点数に直結します。

本番当日は、開始30分前に「1分見返し」で脳をウォームアップ。式の書き出しや定義の最初の一語など、入口だけを口に出して準備します。

つまりどういうこと？
ラストは“広げない・削る”。弱点と迷いを集中的に潰すほど、当日のミスは減ります。小さな不安を先に片づけるのが最短です。