大久保長安は有能な聖人?無能なクズ?みんなで投票!戦国〜江戸徳川家康の金庫番として佐渡金山開発などで莫大な富をもたらした能吏。しかし死後、不正蓄財の疑いで遺骨を掘り起こされ、息子7人は全員処刑という凄惨な結末に。彼は稀代のテクノクラートか、それとも幕府を食い物にした横領犯か。その闇を解剖。TwitterFacebookLINEコピーコメント 2026.01.30 2026.01.25 【現在の投票数:2 票】 大久保長安は、有能な英雄?無能なクズ?みんなで投票して決定!?大久保長安は【〇〇な〇〇】 ↓あなたの評価を投票してください↓投票後コメント欄が出現します。※1日1回投票可能です。有能なクズ有能な聖人無能なクズ無能な聖人
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管理人の見解です。
■判定のポイント:徳川の金庫番か、強欲な横領犯か?
徳川家康が天下を取れた最大の要因は「金」です。その莫大な軍資金を生み出した錬金術師こそが、大久保長安でした。能役者(サルガク)の子として生まれながら、勘定奉行・老中にまで出世した彼の人生は、まさに立身出世の極みであり、そして転落の象徴でもあります。
【能力:有能】
彼の才能は「鉱山開発」において天才的でした。佐渡金山、石見銀山、伊豆金山など、全国の主要な鉱山を一手に支配し、アマルガム法(灰吹法とも関連)などの最新技術を導入して、産出量を劇的に増大させました。当時の日本は世界有数の金銀産出国でしたが、それを支えたのは間違いなく長安の手腕です。
また、行政官としても超一流でした。八王子に拠点を置き、関東地方の検地や治水工事を指揮。「一里塚(マイルストーン)」を整備して街道のネットワークを作り上げたのも彼の功績です。
彼が作り上げた八王子千人同心は、後の幕末まで続く強固な組織となりました。いわば、国土交通大臣と財務大臣と経済産業大臣を一人で兼任し、その全てで満点の成果を出したような人物です。
【性格:クズ(とされた)】
彼の悲劇は、その権力が巨大になりすぎたことにあります。
「長安の所領は日本全国に及び、その富は将軍家を凌ぐ」とまで噂されました。実際に彼は派手好きで、70人もの側室を抱え、金山奉行としての威厳を保つために豪華絢爛な生活を送っていました。
しかし、家康の死が近づき、次期将軍・秀忠の時代が見えてくると、その絶大な権力は邪魔になります。長安が死んだ直後、幕府は「不正蓄財があった」として彼の一族を摘発。7人の息子全員を処刑し、既に埋葬されていた長安の遺体を掘り起こして斬首するという、異常なほどの厳罰(大久保長安事件)を下しました。
これは単なる横領の罪ではなく、幕府内の権力闘争(本多正信らとの対立)に敗れた結果の粛清でした。「キリシタンを使って幕府転覆を狙った」という言いがかりのような容疑までかけられています。
【総評】
幕府のために莫大な金を稼ぎ、インフラを整え、徳川300年の土台を作った功労者。しかし、その有能さと富ゆえに恐れられ、用済みになった瞬間に全てを奪われました。
「組織のために尽くしても、出世しすぎると消される」という、サラリーマン社会の恐怖の縮図を見るようです。
彼は本当に強欲な悪人だったのでしょうか、それとも組織の論理に押しつぶされた犠牲者だったのでしょうか。