田沼意次は有能な聖人?無能なクズ?みんなで投票!戦国〜江戸TwitterFacebookLINEコピーコメント 2026.01.25 【現在の投票数:3 票】 田沼意次は、有能な英雄?無能なクズ?みんなで投票して決定!?田沼意次は【〇〇な〇〇】 ↓あなたの評価を投票してください↓投票後コメント欄が出現します。※1日1回投票可能です。有能なクズ有能な聖人無能なクズ無能な聖人
コメント欄 [スレッド上限:5階層]※暴言等含むコメントは非表示
管理人の見解です。
■判定のポイント:日本史最大の汚職政治家か、早すぎた改革者か?
「賄賂(わいろ)政治家」の代名詞として、教科書で長く悪役扱いされてきた田沼意次。しかし、現代の視点で彼の政策を見直すと、彼ほど経済の仕組みを理解し、資本主義的な手法を取り入れようとした政治家は、江戸時代を通じて他に見当たりません。彼は本当に私利私欲にまみれた悪人だったのでしょうか。
【能力:有能】
意次が登場した時代、幕府の財政は限界を迎えていました。米を税金として徴収する「年貢」システムが、新田開発の限界によって頭打ちになっていたからです。
意次は「米がダメなら金(カネ)を取ればいい」という画期的な発想転換を行いました。商人に「株仲間」という独占販売権を与える代わりに、運上金・冥加金という「営業税」を幕府に納めさせたのです。これは現代の法人税に近い考え方です。
さらに、鎖国下でありながら海外貿易を推奨しました。銅や海産物(俵物)を中国へ輸出して金銀を輸入し、国内の通貨供給量を安定させようとしました。蝦夷地(北海道)の開発調査を行い、ロシアとの交易まで構想していた視野の広さは、当時の日本人離れしています。
また、手賀沼や印旛沼の干拓事業に着手するなど、インフラ整備による生産性向上にも意欲的でした。彼の手腕により、慢性的な赤字だった幕府財政は一時的に黒字化したのです。
【性格:クズ(というより合理的すぎた)】
彼にまつわる「賄賂」の噂は、政敵であった松平定信ら保守派が流したプロパガンダの側面が強いと言われています。
もちろん、当時の習慣として贈り物のやり取りはありましたが、意次は「金を持っている者を利用する」というドライな合理主義者でした。これが、清貧を美徳とする古臭い武士たちには「金権政治」と映り、猛烈な反発を買ってしまったのです。
また、彼の時代に浅間山の大噴火や天明の大飢饉という未曾有の災害が直撃したことも不運でした。人々は「田沼の政治が悪いから天罰が下った」と噂し、その不満の矛先が彼に向かいました。
最期は、期待をかけていた優秀な息子・意知が江戸城内で暗殺されるという悲劇に見舞われ、失意のうちに失脚。死後には財産没収という厳しい処分を受けました。
【総評】
彼は決して民衆を苦しめようとしたわけではなく、むしろ商工業を発展させることで国全体を豊かにしようとしました。しかし、その「金を中心とした改革」は、農業中心の封建社会にはあまりに早すぎたのです。
もし天災が起きず、彼の改革があと10年続いていたら、明治維新を待たずして日本は近代化していたかもしれません。
「清廉潔白だが経済を停滞させた松平定信」と、「金にはうるさいが景気を良くした田沼意次」。現代に生きる私たちがリーダーに選ぶべきは、果たしてどちらでしょうか?