栗林忠道は有能な聖人?無能なクズ?みんなで投票!昭和の軍人TwitterFacebookLINEコピーコメント 2026.01.31 【現在の投票数:1 票】 栗林忠道は、有能な英雄?無能なクズ?みんなで投票して決定!?栗林忠道は【〇〇な〇〇】 ↓あなたの評価を投票してください↓投票後コメント欄が出現します。※1日1回投票可能です。有能なクズ有能な聖人無能なクズ無能な聖人
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■判定対象:栗林忠道(くりばやし ただみち)
■役職:小笠原兵団長(陸軍大将)
■判定テーマ:【悲劇の合理的名将】
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【能力評価:米軍を震撼させた極めて有能なリアリスト】
硫黄島の戦いにおける彼の指揮は、日本陸軍の戦史において異彩を放っています。
当時の日本軍の悪癖であった「水際での一斉射撃」と「バンザイ突撃(玉砕)」を厳しく禁じました。彼はアメリカ留学の経験から日米の国力差を冷徹に分析しており、「勝てない」ことを前提に「一日でも長く米軍をこの島に釘付けにし、本土空襲を遅らせる」ことだけを作戦目標に据えました。
島全体に総延長28kmにも及ぶ地下トンネル網を張り巡らせ、徹底したゲリラ戦と持久戦を展開。その結果、米軍の死傷者数が日本軍を上回る(米軍死傷者約2万8千人、日本軍約2万人)という、太平洋戦争後半ではあり得ない損害比率を叩き出しました。敵将ホーランド・スミス海兵隊中将をして「我々が対峙した中で最も手強い敵」と言わしめたその戦術眼は、卓越したものでした。
【性格評価:家族愛と責任感の狭間で生きた人格者】
彼は典型的な頑固な軍人ではなく、リベラルで家庭的な側面を持っていました。戦地から家族に送った通称「栗林書簡」には、戦況のことよりも、留守宅の屋根の修理の心配や、子供のしつけ、愛娘へのイラスト入りのメッセージが溢れていました。
しかし、その優しさは、指揮官としての冷徹な責任感と矛盾しませんでした。彼は部下に対し、水も食料もない灼熱の地下壕で、死ぬことすら許さず戦い続けるという「地獄」を強いました。それは、本土にいる家族を一日でも長く守るためという信念ゆえです。自身も特権的な扱いを拒否し、兵士と同じ粗末な食事をとり、最後は階級章を外して突撃し戦死したと伝えられています(遺骨は未だ確認されていません)。
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【総評】
当委員会としては、この人物を「クズ」と判定することは不可能です。むしろ、無能な大本営が決定した「勝ち目のない戦い」という絶望的な状況下で、軍人としての本分を全うした「悲劇の英雄」と呼ぶべきでしょう。
彼がもし、もっと権限のある地位におり、開戦前にその知米派としての知見を活かせていれば、無謀な戦争そのものを回避できていたかもしれません。
ただ一点、あまりに有能で粘り強かったがゆえに、彼に従った兵士たちが、死よりも辛い極限の飢えと渇きに長く苦しまなければならなかったこと。これが唯一、彼に対する「残酷」という評価に繋がるかもしれませんが、それは彼個人の罪ではなく、戦争そのものの罪でしょう。